世界一周③ ~基本設定の確認~
前回に引き続き、今回はルートを決めるのに重要なファクターを確認します!
【ストップオーバーと乗換の回数】
世界一周航空券を使いこなす上でストップオーバー・乗換(・経由)が重要となるため、定義を確認しておきましょう。
✔ストップオーバー
途中降機とも言い、同一都市に24時間以上滞在することを指す。
✔乗換
24時間以内であれば、イミグレーションを通過して空港から外に出ても乗換扱いとなる
✔経由
便名が変わるかどうかが乗換との違いとなる。
例:東京➡香港➡バンコクと進む場合、基本的に便名が変われば「乗換」。香港で機材が変わったとしても便名が同じであれば「経由」となる。
世界一周航空券ごとに、ストップオーバーは最低・最大の回数が決められており、乗換ともども同一都市で可能な回数が設定されています。
大抵はストップオーバーより乗換の回数の方が制限は緩く、立ち寄りたい都市があれば、24時間以内の滞在で乗換扱いにする方法もあるようです。
また、エリア内でストップオーバーやフライト回数が決められている場合もあります。
上記の設定は世界一周ルートを組む際には念頭に置かなければならず、ゆえにルールを確認する必要ことが重要です。
【利用可能な区間数】
全世界一周航空券で最大16区間に設定されています。
ストップオーバーだけでなく、乗換の場合も2区間の利用とカウントされます。
例:東京➡香港(ストップオーバーor乗換)➡バンコクは2区間の利用となる。
ただし、経由は該当せず、東京➡香港経由➡バンコクは1区間となる。
【オープンジョー】
オープンジョーとは、航空機での到着地と次に搭乗する出発地が異なることを指します。
例えば、パリに飛行機で到着➡ユーロスターを利用してロンドンへ移動➡再びロンドンから飛行機を利用する場合等が該当します。
世界一周航空券では、オープンジョーは同じエリア内であれば、原則どの都市間でもOKです。
移動したい都市間に加盟エアラインの直行便が無い場合に、オープンジョーを活用して鉄道・バス・LCC等を利用すれば、効率の良い旅程を組むことができます。
注意点として、オープンジョーを使った場合も、その区間は直行便を利用したとみなされ、運賃計算の基準となる総移動距離のマイル数には加算されます。
また、オープンジョーもそうですが、同一都市で空港が異なる場合(例:ニューヨークのニューアーク➡J.F.ケネディ等)でも、飛行機利用が無くとも1区間にカウントされてしまいます。
基本設定の確認については、残り1回で完結です!